ウクレレ №88 コンサートロングネック 日本の木シリーズ(ヤクヒノキ、カヤ、センダンほか)
¥100,000 税込
残り1点
別途送料がかかります。送料を確認する
<特徴>
・コンサートサイズロングネック(ボディはコンサートサイズで、弦長はテナー相当)
・木の部分は全部日本の木を使った日本の木シリーズのウクレレです。当舎では、様々な日本の木を使ってウクレレを作っています。
・今回使用した主要部分の日本の木は、表板にヤクヒノキ(屋久桧)、裏板と側板にカヤ(榧)、ネックにセンダン(栴檀)です。
・今回表板に使用したヤクヒノキは、名前のとおり屋久島産のヒノキ。商業ルートに出ることがほとんどないレアな材で、ヤクヒノキのウクレレは、あまり例がないことでしょう。ヤクヒノキは、屋久島の気候風土で育つことによって、元々濃厚なヒノキの芳香が一層強くなり、木目も緻密になります。ヒノキ(全般)は、軽量かつ柔軟な材で、弾力性に富み、耐久性・耐湿性・耐水性に優れ、長期間保存しても木材が劣化しにくく、極めて実用性が高い木です。古くは縄文・弥生時代から使われ、建築、家具、彫刻など、様々な用途で日本の暮らしに寄り添ってきた材と言えます。
・裏板と側板に使用したカヤ(榧)材は、最高級碁盤や将棋盤に使われますが、石や駒を置いたときの音と感触の心地よさが愛されています。カヤ材の特徴は、適度な弾力性と硬度、大変きめが細かくなめらかな木肌、品のある自然な柔らかな色彩、時間とともに深い味わいになる色ツヤ、「マキ万年、カヤ限りなし」との言われるほどの極めて優れた耐久性、加工しやすさ、気品のあるシナモンのような香りなどです。ウクレレ材の一部にカヤをうまく使うと、軽やかで明るい響きを引き出してくれることが多いので、よく使っています。
・ネックに使用したセンダン(栴檀)材も、日本では歴史的に古くから利用されてきた木で、耐久性が高く、音響特性がマホガニーに近似しているという研究があります(マホガニーとセンダンは種は異なりますが、同じゼンダン科に属しています)。
・指板とブリッジに使用したカエデ(板屋楓)材は、性質的にはハードメープルに近いもので、緻密で、強く、硬くて粘りがあり、摩耗や衝撃に強い性質があり、家具、器具、運動用具、建築、楽器(ピアノのアクション材、ギター材)などに用いられます。美しい模様があらわれることが多く、そこも人気の材です。
・全体のデザイン(ボディデザインと大きさ・ヘッド形状等)は、1733年にフロリダ沖で嵐によって沈没したスペイン船(サン・フェルナンド号)から引き揚げられた小型ギター残骸を元に復元したものをウクレレ仕様にしたので全体に古楽器風の味わい。このスペイン船の小型ギターはルネサンスギターの一種と考えられており、ルネサンスギターはハワイに渡ってくる前のウクレレの最古の祖先と考えられます。(ざっくり言うと、スペインのルネサンスギターからポルトガルのカヴァキーニョが生まれ、それがハワイに渡ってウクレレになった)
<仕様>
材 表板 ヤクヒノキ(屋久桧)
裏板、横板 カヤ(榧)
ネック センダン(栴檀)
ブリッジと指板 イタヤカエデ(板屋楓)
ヘッド突板 ジンダイケヤキ(神代欅)
ロゼッタ ヤクスギ(屋久杉)
ナットとサドル 牛骨
ペグ ゴトーUPT
フロロカーボン弦
付属品 ケース付き
<サイズ>
全長(上端から下端まで) 615mm
ボディ長 270mm
ボディ最大幅 165mm
ボディ厚み 54mm
弦長 435mm
<デモ演奏>
本器のデモ演奏は次のページの最後の方に出てきますのでご聞いてみてください。芯のある明るいはっきりした音色で、音量も伸びもある一本になりました。
https://ittosya.net/yakuhinoki
-
レビュー
(5)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について